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3週連続で、立石の「宇ち多゛」に行った。土曜朝の口開けに並ぶ。いつもより早起きしたおかげで、ぼくが裏門の一番乗りだった。
午前10時半、開店。いつもの中席、大常連Nさんの隣。春の陽気で少し暑かったので、普段は頼まないビール大瓶を頼む。心地よく冷えたほろ苦い液体が、のどを流れ落ちていった。ああ、やはり、最初のひと口はうまい。
本日頂きましたものは梅4.5杯、ビール大瓶1、タン生お酢大きいの、ホネ=写真=、シロたれよく焼き、アブラ塩、ガツ・ハツ1本ずつお酢、レバ塩若焼き、締めて2620円なり。
煮込みのホネに舌鼓を打った。初めてホネを食べた時はただがっつくだけだったが、このごろでは余裕を持って味わえるようになった。ホネとは豚のあご周りの部位の煮込みで、骨にびっちり付いた肉が食べごたえがあり、味が染みわたっていて、まさに煮込みの王様だ。
このホネが食べたくて、ぼくは土曜の朝に早起きをして、約1時間半かけて立石まで出かけていく。
今日のホネも秀逸だった。許されるものなら、お代わりしたいぐらいだった。
さて「宇ち多゛」では時々「大きいの」という注文を聞く。「大きいの」とは2人分が入った大皿のことで、普通の皿は180円なのに対し「大きいの」は360円する。あるメニューをたっぷり楽しみたいときに「大きいの」を注文するとよい。
この日はぼくも「タン生お酢大きいの」を頼んだが、ほかにも「大根大きいの」「レバ生大きいの」を頼む人を見かけたことがある。Nさんの話では「煮込み大きいの」もあるそうだ。ただし、焼き物の「大きいの」はないとか。原則的に生もの、クシに刺さっていないおかずが「大きいの」を頼めるそうだ。